皆さん、こんにちわ!
今回は、マレーシア編です。
私自身は5年前マレーシアに赴任歴(約2年)があり、その後自分のビジネスで昨年約半年間滞在し、現在は東京との2拠点生活をしています。
会社員として赴任時の現地代表時代、そして自分のビジネスの経験から、Non-Nativeが使える英語活用のコツを下記にてお伝えします!
そもそもマレーシアと日本では民族、宗教、商習慣を含む前提の違いが当然ありまして、この点は皆さんも調べていただければある程度把握できると思いますので、割愛します。
本題のビジネスの進め方の違いについては多々ありますが、最重要に抑えないといけないポイントが時間の概念になります。
ま〜〜〜時間概念について私もある程度ルーズであろうと想定していましたが、「マレーシア時間」慣れるまでに3ヶ月くらい掛かりました。はっきりいって苦労しました。
どうやらインドネシアで用いられる「JAM KARET(時間がゴムのように伸び縮みする、要は決まっていない)」の感覚に近い様です。
まずアポイントが時間通りに始まることはありません。日本では5分前行動を心がけている方も多いでしょうが、1日のスケジュールがどんどん後ろ倒しになっていくのが当たり前なんですよね。
相手から時間を指定しているにも関わらず開始は遅れます。
あとは仕事の完成度の違い。日本ではプレゼンの準備を仕上げておいて、と依頼すればある程度の仕上がり具合が想定出来ますし、もちろん事前に見直しはしますが、一から準備をやり直すということは無いと思います。属に言う以心伝心ということでしょうか。
しかしマレーシアではそうは行きません。顧客プレゼンの前日レビューをした際に、プレゼン内容に愕然とした苦い経験を今でもよく覚えています。
プレゼンなのに資料が文章で埋め尽くされていたり、使用するフォントに統一感がなかったり、要は相手目線の欠如というケースで全て一緒に作り直すといった具合です。
ただ結局は私のコミュニケーション、特に具体的な依頼の仕方が足りなかったと猛省しましたね。
ですから、アポイントなどビジネスの予定を決める際はもちろん、プロジェクトや仕事の期限を決める際には、猶予期間を儲け細かいゴールを設定し何度も仕事の完成具合を確認することを徹底しました。
ここで厄介なのは、マレーシアでは人のミスも寛容に受け入れる文化とプライドが高いという民族特性があることです。
ですので、commitmentを促してmust的な表現で期限を切ったり依頼を行うと、まずいい気分で仕事に取り組んでくれません。(上司から言われたことだから仕事はするけど)
更に明確な役割分担を重んじる傾向もあり、これはマネージャーの仕事で、一般社員の私の仕事範囲、責任範囲では無いです、というぐあいです。
したがって、
①具体的な目的を簡潔に丁寧に共有する。まずこの時点で不明点がある場合は解消しておく
②仕事のプロセスは小分けにして確認、進捗している部分は称賛しながらゴールへのイメージを上げていく
③仕事でのミスはなぜそうなったか、理由を分析して解決策を一緒に整理していく
この3点が肝になります。もちろん就業時間やアポに遅れる社員には喝を入れないと何でも許されると勘違いするので、信頼されるための行動指針は明確に示し、改善が必要な場合は皆の前で怒るのではなく、個別に時間と空間を取って対面で行っていく必要があるということです。
特に私の場合は本社から赴任した現地代表でしたので、最初のうちはローカル社員は本音を伝えてくれないものです。
これは好き嫌いでなく、自分自身が信頼に値するのかを見極められている時間、と捉えてみてください。
そうすると自ずと英語のコミュニケーションも使い分けが必要になってくるのです。
最初から日本の縦社会上下関係を前面に出して、命令口調でshould, have to, why not, just do it などなどと伝えていても全く信頼関係は作れませんよね。
かと言ってcould you, can you save your time, may I ask you to overtime workなど丁寧過ぎても弱腰、と捉えられてしまいます。
表現については、前回までにお伝えしたシンプル・明確・具体的を意識して、ローカル社員との信頼関係を築くことに注力してみて下さい。
あ、難しい表現は要りませんよ〜長ったらしく説明するのも辞めましょうね〜。
英語表現のコツを抑えることと合わせて、ご自身の経験や、例えば問題発見力、課題解決能力を融合してビジネスを回すことに繋がれば、飛躍的に仕事がスムーズになるはずです。
ローカル社員は私達日本人の強みと言われているバランスを考えてチームワークで取り組む姿勢やどれくらい自分達のことを尊重してくれるか、という点に重きを置きます。
間違ってもノミュニケーション(今では日本でもこんなことをしている上司は古いけど)で大丈夫だろうなどと、思わないことです。
マレーシアの人たちは仕事より家族の時間を優先しますし、そもそもが車社会ですから、懇親会などを企画する際は、前もって相手の予定を確認しておくことが重要です。
そもそも宗教上お酒が飲めなかったり、食事制限がある方もいますので、きちんと相手をプロファイリングしておきましょう。
マレーシア人は日本人とは比べ物にならないくらい英語をよく喋ります。強いアクセントはあるけど私達と同じNon-Nativeとしての英語(日本人の英語はマジョリティー参照)を話しますので、私達も臆せず信頼関係を構築してビジネスを回していける素地があるということです!
今回も皆さんのお役に立てる内容ですと嬉しいです。
また次回もお楽しみに!